この前の記事で、「ソーヤー効果」というものを紹介させていただきました。
どんなものか、ここでも簡単に説明すると、「人は頼まれごとならがんばるが、安い報酬ではやる気が失せる」というものなんですね。
なので、例えば口コミを広めたいと考えているのなら、「紹介してくれたら割引」とか「その場でシェアしたらクーポンプレゼント」というものではなくて、「お願いします!紹介してもらえたら私たちは泣いて喜びます。」というように、素直にお願いした方が効果的なんです。
(参考⇒ 採用単価が高すぎる?!)
このように、ビジネスを加速させる手段は、調べると本当に数限りなく存在します。
そして、ぼくがこういう仕事をしているからか、どうしても特に『心理学』は欠かすことはできないと考えています。
心理学というよりも正確にいうと、医学的な心理ではなくて、人間の行動心理学が重要になってきます。
行動経済学の入門書でありマスター本でもある
これらは「行動経済学」とも呼ばれてるんですが、ぼくが他の人から行動心理学についてのオススメ本をたずねられた時、まず紹介しているものがあるんですね。
それが『予想どおりに不合理』です。
ダン・アリエリーという大学教授が書かれた本なのですが、さすが大学教授と言いましょうか、内容がわかりやすく体系的にディレクトリー化されてまとめられています。
なので、ぼく自身もそうだったのですが、行動経済学に初めて触れるときは、まずはこの本をオススメさせてもらってるんですね。
オススメしてる理由は他にもあります。
行動経済学はやはり学術なだけあって、学べば学ぶほど奥が深いんですね。
なので、初めての人にとっては「どこまで知っておけばいいのかわからない」という状態にもなりがちです。
ですが、ぼくは正直にいうと、とりあえずはこの本の内容だけ知っておけば十分だと思っています。
というのもこの本の特徴として、理解しやすいように行動経済学の種類を、よくある日常で例えられたエピソードがたくさん紹介されてるんですね。
なので、「行動経済学」という言葉を初めて聞いた人でも、「あー、この経験あるわぁ!なるほど、これが〇〇効果だったのか!」というように、腑に落ちやすくなります。
で、そんなエピソードが、かなりマニアックな種類まで書かれてるんですよ。
なので、この1冊を読んだだけでも、かなりオタクの部類まで知識を養うことができると、ぼくは思ってるんですね(^^)/
もし行動経済学に興味はあるけど、何から手をつければいいのかわからないというのであれば、「予想どおりに不合理」を全力でオススメします!
1000円もしないんで、コスパ最強の1冊でもあります(苦笑)
ありがとうございました!