こんにちは、田辺です!
お客の声ってあるじゃないですか。
商品の信頼性を高めるために効果的ということで、多くの企業がお客さんからの声を掲載しています。
これは「自分が語るより第三者から語ってもらった方が100倍信用できる」という、社会性の心理トリガーから広まった手法です。
ちなみに、行列のできてるラーメン屋とすぐ入れるラーメン屋だと、行列のあるラーメン屋の方を「うまいんだろうな」と予測してしまうのも、社会性のトリガーの影響です(どちらの情報も持ってないことが前提ですよ^^)
なのですが、これは業種や使い方によっては落とし穴になることもあるんです。
お客の声の使い方、欠点とは?
まず、ぼくの業界はお客の声をあげるのは厳禁です。
いや、厳禁というよりも、ぼく自身がタブーだと思ってると言った方が正しいかもしれません。
というのも、ぼくの仕事は大まかにいうと『売上をあげる仕組みを組むこと』です。
なので、その成果をお客さんの企業名やサイトなどを紹介して、大々的に載せたりすると、他の企業が偵察に来て結果的にシステムの寿命が削られる可能性があるからです。
まぁ、それを承知でお客の声を掲載している同業者もいますが、、^^;(何も考えてない人もいますが、これは論外だと区分けしてます)
あとは、お客の声のリライトですね。
コピーライティングの勉強をしたことがある方なら、「お客の声は相手に伝わりやすいようにリライトしましょう」というのを聞いたことがあると思います。
確かに生のお客の声の中には、文脈がメチャクチャで伝わりにくいものもあります。
なので、そういったモノはライター側で精査して文脈を整えることもあります。
ですが、それをやってしまうと『リアリティ』がなくなってしまうんですね。
たとえば、お客の声の原文に「めっちゃ助かりました!!!!!!!!」というものがあったとします。
するとライターやマーケターとしては、誇張しすぎて胡散臭さを感じてしまうので「めっちゃ助かりました。」というリライトをすることが多いです。
確かにそれでもいいと思います。
ですが、それを良しとする条件は、この手のお客の声しかない場合なんですね。
でもいろんな人から声をいただいていると、異なったテイストのモノが集まってくると思います。なので、それらまとめて掲載している中で「めっちゃ助かりました!!!!!!!!」というのが1つあると、逆にリアリティが増したりします。
読みにくい文章を整えるのもいいですが、リアリティも追求していきたいですね。
ありがとうございました!